日本語:(肝が爆発するほど)生活が大変
中国語:爆肝
ピンイン:bào gān
注音:ㄅㄠˋ ㄍㄢ
先週末、個人の用事で母校に戻るときに、年一度の企業博覧会が行われていました。国内外から何百社もの企業が出展する盛大な就活祭りですが、理系人材ばかりが求められる会場の雰囲気が苦手で、学生時代は一度しか参加していませんでした。気軽に回ってみたら、以前に比べて企業の種類も増え、もっと色んな人材にとってフレンドリーな場になったと感じました。
さて本題の「爆肝」に入りましょう。今回の博覧会でよく目にするキャッチフレーズ「不爆肝」(三行目の真ん中)は、残業の多くないホワイトな職場であることを強調しています。
漢方医学では、「肝」は臓器の一つというよりは、自律神経系や情緒などをバランスよく調整する体の機能を指しています。人が夜更かしをするとその能力が低下し、イライラしたり、口臭がしたり、不眠になったりして色んな症状が起こると考えられています。そんな生活を繰り返したらいずれ「肝」が機能しなくなり、その行き着く先がいわゆる「爆肝」です。
日常会話では、「最近功課太多,有點爆肝」、「當醫生很爆肝」、「他每天爆肝工作」のように、辛苦か熬夜と入れ替えられる言葉として大変さを表すときによく使われています。今度台湾の友達に授業や仕事の愚痴をするときに使ってみましょう。きっと驚きながら共感してくれるでしょう。
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【ライター】
イージュン(台湾人スタッフ、男性、大体眠い)