ひと言でそのニュアンスを説明するのは難しい。でも、だからこそ面白い言葉が外国語にはありますね。
(画像はLINE TVからお借りしました)
午休時間到了
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学校の体育倉庫で、メインキャストの3人が今後のことを相談している場面です。
この男の子は、時計を見ながら「昼寝の時間」を気にしていますが、いったい何がそんなに問題なのでしょうか?そのヒントは、少し前のこの場面。
クラス全員が机に伏して寝ている・・・と思ったら、ちゃんと上の写真の二人の席は空いています!
実は、台湾では小学校から高校まで「午休wǔxiū(昼寝)」の時間があり、みんなちゃんと寝なければならないと決められているのです。
次の画像は、高雄市立前鎮高級中學(高校)のサイトからお借りしたタイムスケジュール。
昼食、掃除の時間とは別に「午休」の時間がありますね。最初の画像の場面は、おそらくその前の昼食・掃除時間から相談を始め、それが長引いて「あ、いけない。昼寝の時間になってるよ。」と気付いたという状況なのだろうと思います。
この後、彼らは「教官(この役職の説明はこちら)」に見つかって叱られるのですが、それだけ「午休」の時間は大切にされています。ちゃんと寝ているかどうか、「風紀股長fēngjìgǔzhǎng(クラスの風紀係)、糾察隊jiūcháduì(学校全体の風紀委員会)」が監視することも多いそうです。
上のスケジュール表で12:45から始まる「生活榮譽秩序/整潔競賽開始評分」は、「教官」や「糾察隊」が校内を巡回する時間です。学校によっては、掃除がちゃんとできているかどうかをチェックする「衛生糾察隊wèishēng jiūcháduì」も別にあるそうですよ。
お昼寝をちゃんとしてなくて、連絡帳で保護者に伝えられてしまった同僚の話も、ぜひ読んでみてくださいね。
(2020.04.23)