日本語:小確幸
中国語:小確幸
ピンイン:xiǎo què xìng
注音:ㄒㄧㄠˇ ㄑㄩㄝˋ ㄒㄧㄥˋ
この「小確幸」という言葉は日本語由来なのですが、あまりなじみのある言葉ではないと思います。これは村上春樹の造語で、彼の著作『ランゲルハンス島の午後』(1984)や『うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル』(1996)で登場しています。意味するところはそのまま「小さいけれど確かな幸せ」で、これが日本ではなく台湾や中国、韓国の人々に刺さり流行語になったようです。台湾では、現在でも街中の店の看板、旅行会社のキャッチコピー、各種記事の見出しなどでよく使われており、その浸透ぶりが伺えます。
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【ライター】
ろく(日本人インターン、男性、温泉と麺類が好き)