ある年の仕事始めの日。
いきなり、台湾人同僚から「それ、中国っぽい言い方!」というお墨付きをもらいました!
お正月用語の対訳一覧表を眺めていて、
「新年好!」
がないことに気づき確認してみたら、この返事だったのです。
中国の中国語(普通話)で、「明けましておめでとうございます」は次のどちらか。
「新年快樂Xīnnián kuàilè」
「新年好Xīnnián hǎo」
でも、台湾の中国語(華語)では、ほとんど「新年快樂」しか使わないのだそうです。
あいさつの”~好!”は中国っぽい。
同じ”好”を使った普通話の挨拶の定番
「早上好Zǎoshɑng hǎo/おはよう」
「晚上好Wǎnshɑng hǎo/今晩は」
も、台湾ではほとんど使わないので、「中国っぽい言い方」なのだとか。
台湾の朝の挨拶は、「早安Zǎo ān」ですね。だから、夜はもちろん、「晩安Wǎn ān」です。
今、「あれれ???」と思った方、きっといますよね?
普通話で、「晩安」は「おやすみなさい」の意味。そう、台湾華語では、「今晩は」と「おやすみなさい」がどちらも「晩安」なのです!
これを「今晩は」の意味で使うかどうかは、台湾でも個人差があるようですが、私が住んでいるマンションの管理人さんは、帰宅時に必ず「晩安!」と声をかけてくれます。
夜7時ぐらいに、「晩安」と言われると、つい、「まだまだ寝ないからー!」とツッコミたくなってしまうのは、まだまだ台湾華語に慣れていないということでしょうか。