私立の名門校輔仁大学は、理系・文系両方の学科がある総合大学。その会計学科を卒業したスタッフが、この学科について詳しくご紹介します。
「会計を学ぶ人は、数学が得意じゃないとだめなんでしょ?」
「会計ってただ記帳するだけじゃないの?」
会計学科の学生なら、みんな一度はこんな質問を受けたことがあるはず。また、退屈でつまらないという先入観を持っている人も多いのかもしれません。
でも、会計って、本当に単純に記帳してお金を計算するだけの仕事なのでしょうか?決算書類に並んだ目のくらむのような大量の数字は、恐怖感を与えるだけのものなのでしょうか?
この紹介文で、そんな固定観念を少し修正し、会計が実は私たちの生活と意外に深く関わっていることに気付いていただければ嬉しいです。
カリキュラム
輔仁大学会計学科の学生が4年間で学ぶのは、会計、税務、管理、英語および第二外国語とその他の関連科目です。
一年次には、会計学、経済学、微積分および民法など、管理学部の共同必修科目を学び、基礎的な知識を身につけます。
二年次以降で、ようやく中・上級会計、監査論、原価管理、税務会計などの専門科目を学びます。
でも、こういう話をしても、まだ具体的なイメージがあまり沸かないかもしれませんね。
では、会計とはいったい何なのでしょうか?
会計とは
会計の仕事を簡単にまとめると、次のようになります。
・取引で発生した金銭に関わる全ての事柄を記録する
・それを合理的で適切な財務諸表にまとめ、関係者がより正確に財務状況を把握できるようにする
会計学科の学生は、そのために必要なことを全て学ぶのです。
その知識は、公的な機関や一般業の財務管理で活かすことができるだけでなく、自分自身にとってもとても役立つものです。
例えば、税務会計上必要な税務法規の知識は、一般企業の経理担当者ならば、必ず学ばなければならない内容ですが、個人にかかる所得税や贈与・相続税等の問題でも、大学で学んだ知識を活用することができるのです。
一般の人はこういった財務や税金、法律等について、難しく近寄りがたいという印象をもってしまいがちです。でも、一度これらの知識を習得してしまえば、自分の権利や利益について理解を深めることができますし、お金を上手く節約することもできるようになります。
そういう場面を想像していただければ、会計学科で学ぶことは、実はとても身近で、意義のあるものだと思えるのではないでしょうか。
卒業後の進路
大学を卒業した後の進路は、みなさんがとても気になっていることかもしれませんね。将来、企業や役所に入った後、大学四年間で学んだことをうまく活用できないのではないか、もしくは自分の経験が企業が求めるレベルとあまりにかけ離れているため、即戦力にならないのではないかと不安に思うこともあるかもしれません。
私自身は、会計という専門性の強い学科は、その点の問題は少ないと思っています。それでも、大学で学ぶことの大半は教科書から得る知識ですから、それを実務にどう結びつけるかというのは、課題のひとつと言えるでしょう。
こうした課題に対応するため、輔仁大学会計学科では、授業で学んだ知識と企業での実務を結びつけられるようなカリキュラムも開設されています。四大会計事務所の会計士や、大企業の経理部門の管理職等を招き、実務の中で出てくる可能性のある問題について教えていただいているのです。
インターンシップの制度も整っており、大学卒業の一年前から、四大会計事務所や国税局で短期インターンシップができる機会もあります。会計学科の学生にとってとても貴重な実習の機会です。
さらにIFRS国際会計基準の設立に伴い、各国の会計処理に関する基準が統一されたため、日本に帰って働くにしても、他の第三国に行くにしても、自分のスキルを活かすことができます。グローバル市場を視野に入れている人にとって、台湾留学はよい選択肢のひとつかもしれませんよ!
★輔仁大学への進学に興味がわいたら、留学生入試情報をチェック!
<PAPAGO遊学村 台湾進学ガイドブック>をご参照ください。
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