国立台北芸術大学は、毎年著名な芸術家を招き、作品に対する分析やその製作過程について紹介してもらう場をいくつか設けています。中でも、彼らから間近で作品製作を教わる一週間程度のワークショップは、たいへん人気のあるイベントになっています。
今回は、アジアを代表する石版画家である園山晴巳氏をお招きしました。自身の作品についての考え方を伺うとともに、石版画の製作過程を実演を交えつつ紹介して頂きました。石版磨きから印刷までの製作過程を体験することで、学生たちは石版画の奥深さを垣間見ることができたのではないでしょうか。
学校側の積極的な働きかけにより、国立台北芸術大学では多彩なイベントが開かれています。自分の専門分野だけでなく、世界中の様々な芸術様式に触れる機会がこの大学にはあります。
※画像と記事は、国立台北芸術大学よりご提供いただきました。
【PAPAGOからひと言】
国立台北芸術大学は台湾屈指の芸術大学。地域性と国際性との両立を基本理念とし、芸術文化にかかわる学問や技術を総合的に発展させるという役割を台湾において担ってきた。また校内には、美術館、映画館、シアターホールやダンスホールといった様々な鑑賞施設が備わっている。