日本語:フライドチキン
中国語:炸雞
ピンイン:zhá jī
注音:ㄓㄚˊ ㄐㄧ
中国語:炸雞
ピンイン:zhá jī
注音:ㄓㄚˊ ㄐㄧ

「今日の台湾」でよく面白い看板や張り紙について紹介しているので、いつの間にか、街中で常にそういうものを探すようになっています。そんな中で、「これなら、日本の方は絶対分からないでしょう!」と思って、シャッターを押したのが、この一枚です。
このOGは、OG(old girl)という意味ではなく、日本語の「おじさん」を「OG桑(sāng)」と書いて表しています。
普段、日本語のおじさんは「歐吉桑ōu jí sāng」と書かれることの方が多いです。しかし、この店はフライドチキンの店であるため、G=雞(jī)=鶏肉という連想から、通常の書き方ではなく、OGが使われた理由かもしれません。
「歐吉桑」のような日本語の音訳が国語辞書に多く載せられていることで、日本統治時代の影響がまだ台湾社会にたくさん残っていることが分かります。「なんちゃって日本語」ですが、これらの単語は、台湾人にとって日本語学習のスタート地点であるとも言えます。
「OG桑」が何を表しているのか、理解することはできました。ですが、この店だけではなく、最近大人気のフライドチキン店の「胖老爹pàng lǎo diē」(太ってる親父)、世界中で有名なケンタッキーまで、なぜおじさんは国境を越え、フライドチキンのイメージキャラになるのかについては、今度解明したいです。
【ライター】
キリン(台湾人スタッフ、女性、日本に1年間の留学経験あり)