日本語:ちまき
中国語:粽子
ピンイン:zòng zi
注音:ㄗㄨㄥˋ ˙ㄗ
先日、会社の先輩がお母さんと一緒に作ったちまきを、皆に配ってくれました。
台湾では旧暦の5月5日端午節(西暦では今年は5月30日)の時に、ちまきを食べる習慣があります。
その風習の由来になったと言われているお話を一つ紹介したいと思います。
昔、楚の国に国王の側近として仕え、偉大な詩人でもあった屈原(くつげん)という人がいました。
しかし、あるとき陰謀によって国を追われることになってしまい、深く失望した屈原は5月5日に川に身を投げてしまいます。
でも、凄いのはここから!
屈原は大変人望を集めていた人だったため、彼を慕っていた楚の国民達が、
太鼓を叩いて魚たちを脅かし、ちまきを川に投げ、屈原が魚たちに食べられてしまわないようにと頑張ったのです。
一人の男のために国民たちがとった行動が、今の風習に受け継がれているなんて面白いですよね。
もらったちまきがあまりにも美味しくて、ペロリと一瞬で平らげた私は、
川の中の魚たちと同じかもしれませんね(笑)
【ライター】
ココ(日本人インターン、女性、中国語勉強中)