日本語:ヒシの実
中国語:菱角
ピンイン:líng jiao
注音:ㄌㄧㄥˊ ˙ㄐㄧㄠ
寧夏夜市に出かけた時に、この悪魔の角のような食べ物を見つけました。皮の表面の質感から、「もしかして何かの芋かなあ?」と思っていたのですが、残念ながら、その予想は外れてしまいました(笑)
これは「ヒシの実」というそうで、屋台の前には収穫の様子が分かる写真を添えた看板がありました。
それでもこの食べ物の正体がよくわからなかったので、ちょっと調べてみました。
ヒシは池や沼に自生する水草で、秋に熟したとげのある実が水底に固着して越冬し、春になると発芽して、水面に向かって芽を伸ばします。食用とするのはこの果実の部分です。日本でも福岡県や佐賀県などでは栽培・出荷されており、かつて忍者が使っていた「まきびし」も、このヒシの実の一種の殻です。
(参照:「旬の食材百科」http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/hishi.htm)
ほうほう、なるほど!私は日本では一度も見たことが無かったのですが、台湾の夜市ではゆでたものを測り売りしているので、殻を剥いてその場ですぐ食べることができますよ。中身は白っぽいクリーム色をしており、あっさりとクセのない味なので、見つけた際にはぜひ一度試してみてくださいね!
【ライター】
ぼんちゃん(日本人インターン、女性、台湾小吃大好き!)