日本語:擂(レイ)茶
中国語:擂茶
ピンイン:léi chá
注音:ㄌㄟˊ ㄔㄚˊ
この真っ黒だけど、かわいいハートは何か、おわかりでしょうか。
実は、お茶なのですよ。
台湾に住む客家人(漢民族の一類)の伝統的な飲みもの一つで、「擂茶」と呼ばれています。
昔、農業が中心だった時代には、客家人の主食で、簡単に栄養を取れる飲みものだったそうです。
でも、簡単に飲めるとは思えません。おいしいものを飲みたいなら、手間がかかるのです。
まず、すり鉢に順番に白ゴマと黒ゴマ、それから、お茶の葉、ピーナツなどを入れ、しっかりすりつぶします。
全部粉状になったら、水やお湯を加え、よく混ぜると、美味しく健康的なお茶ができます。
作り方は簡単そうですが、実は、粉状にすりつぶすために、力を入れるので、汗がいっぱい出てきます。
昔は、ご飯にかけて、擂茶ご飯のしていたため、しょっぱかったのですが、今は、多くの人に受け入れられるように、あまくなって、擂茶で作るデザートやアイスクリームも出ています。
30分もしっかりすって、おいしいお茶はできましたが、腕は震えています。
【ライター】
あじさい(台湾人スタッフ、女性、翻訳特訓中)