日本語:チュロス
中国語:吉拿棒
ピンイン:jí ná bàng
注音:ㄐㄧˊ ㄋㄚˊ ㄅㄤˋ
中国語:吉拿棒
ピンイン:jí ná bàng
注音:ㄐㄧˊ ㄋㄚˊ ㄅㄤˋ
映画館に行く時のお楽しみと言えば、ポップコーンとコカコーラ。
いつの間にかそこにチュロスも選択肢の一つとして加わりました。
でも、名前を見ただけで食べたくなるようなぴったりの中国語訳がないのが、少し気になります。
最初は「西班牙油條」と訳されていました。西班牙(xī bān yá)はスペインのことで、油條(yóu tiáo)は中華風の「揚げパン」です。ちょっと塩を生地に練り込んだだけのシンプルな味ですが、サクサクした食感を楽しめます。
ただ、伝統的な朝ごはんとして食べることが多いので、「スペイン」と付いていても、全くおしゃれな感じがしないし、映画を見ながら食べるものではない気がしてしまいます。
恐らくこういった理由で、最近は「吉拿棒」という名前が普及してきました。しかし「チュロス」の音を漢字で表しただけなので、逆にこの字を見てもチュロスを想像しづらくなってしまいました。
それに、「棒」で終わるため、なんか固いものを想像してしまいます。
とにかくあまり美味しくなさそう。
食べ歩きが楽しめる台湾では、映画を見ながら片手で手軽に食べられるグルメがたくさんあります。激しい競争の中では、やはり名前をもっと工夫しないといけませんね。
【ライター】
キリン(台湾人スタッフ、女性、日本に1年間の留学経験あり)