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台湾ドラマで中国語

最佳利益 (3):「小王」のもうひとつの意味

ドラマのセリフには、現実の世界ではなかなか学べない(できれば聞きたくない)言葉もたくさん出てきます。

最佳利益 (3):「小王」のもうひとつの意味 | 台湾短期語学留学,大学進学

(画像はLINE TVからお借りしました)

小王也能寫出這麼純愛的故事
「小王」にもこんな純愛の話が書けるんですね

今回注目したのは、最初の「小王」という言葉です。


このドラマの主役は、優秀な女性弁護士(方箏)とその下で実習生として働く男性(陳博昀)。

このセリフは陳博昀のもので、「小王」と呼ばれているのは方箏の同窓生(董兆鵬)。「恋愛のプロ」としてマスコミにもてはやされているのですが、人妻との不倫の末に「プロ」とは思えない失敗をしそうになり、主役の二人に助けられます。ところが、そんなことがあった直後でも、ちゃっかり恋愛に関する本を出版してしまう。そんな董兆鵬を揶揄しているのがこのセリフなのです。

中華系の人達の名前は一文字の姓が多いのですが、これを呼び捨てにするのはとても失礼。でもその前に「小」をつけて「小陳」「小張」等とすれば、その失礼さは消えます。ただし、「小」なので目上の人やビジネスの場面では使えません。「~君、~ちゃん」等に近いのです。

「小王」なら、普通は「王君」ですね。

でも、この場面で「小王」と呼ばれている人物の姓は「董」。しかも話し手より年上なので「小」をつけて呼ぶのも変です。また、この「小+姓」の呼び方は、中国と違い、台湾ではあまり使われないことからくる違和感もあります。

実は、この「小王」というのは、人妻の浮気相手の男性のことを指す言葉でもあるのです。台湾ドラマではおなじみの用語。だから、今回のセリフを訳すと、以下のようになります。

小王也能寫出這麼純愛的故事
人妻と浮気してたくせに、こんな純愛の話が書けるんですね

ちなみに、浮気相手の女性のことは「小三」、人妻の浮気のことは「紅杏出牆」と言います。ね、現実の世界では、できれば聞きたくない言葉ばかりでしょう?

台湾ドラマでよく使われる用語については、「台湾ドラマの基礎用語」もぜひご参照ください。

(2020.3.1)

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邦題:リーガル・サービス 最大の利益

2019年の作品。社会問題もたくさん出てくる法廷ものですが、被疑者等を演じるゲストの役者さんが、恋愛ものドラマでもおなじみの顔ぶれなので、「この人がこんな役!」という意外性も楽しめます。硬さと柔らかさのバランスがほどよいドラマ。楽しみながら幅広い分野の中国語が学べるいい教材です!