今回は、セリフの方はオマケ。注目したのは、彼が食べているラーメンです。
(画像はLINE TVからお借りしました)
不要以為你燙了頭髮 我就認不得你
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主人公の男の子が、ラーメンを題材にしたジョークを思い出しています。
まず、ちょっとだけセリフの解説を。「以為yǐwéi」は「勘違いする」という意味の動詞です。「我以為……」なら「~と思っていた」と訳しますが、ここは「不要」を使って相手の行為を禁止しているので、「~なんて思うなよ」と訳すことで勘違いのニュアンスを表現しました。
ここからが、今日の本題。注目していただきたいのは、ラーメンの向こう側にあるお皿。これが何なのかというと、次のようにインスタントラーメンを作る時の蓋として使われていたものなのです。
この場面、ちょっと不思議な気がしませんか?彼が作っているのは、いったいどんなラーメンなのでしょうか?
実は、「袋麺なら鍋で煮て、カップ麺ならお湯を注いで」という日本人の固定観念が、台湾の人にとってはとても不思議なのだとか。袋入りのラーメンだって、直接どんぶりに入れお湯を注いで食べたりもするし、カップ麺も鍋で煮て食べることがあるのだそうです。
だから、袋麺の裏側には、鍋で煮る方法と直接どんぶりに入れてお湯を注ぐ方法の二通りが書いてあるものもたくさんあります。
この話を最初に聞いた時は、面白いなあとは思ったのですが、それでも実際にそんな食べ方をしている人を見たことはありませんでした。それをこのドラマで実際に見ることができて、ちょっと嬉しくなっているのです。
(2020.05.03)