この主人公は、仕事はできるけど、家事は苦手という設定。その不器用さをこんな言葉で表現しています。
(画像はLINE TVからお借りしました)
我手很笨 私手先が不器用だから |
「笨bèn」を頭の中身に使うと「間抜けだ、愚かだ」。これが他の部位の話になると、「上手に動かせないこと」になります。「嘴笨zuǐbèn」ならば「口下手」、この「手笨shǒubèn」は「不器用」です。
「手笨」を直訳すると「手がおバカ」。中国語は、こんなところ容赦ないのですが、自分のことなら、「手先が不器用」より「手がおバカ」を使いたいかも。
「笨鳥先飛bèn niǎo xiān fēi」という四字熟語もありますね。直訳すると、「愚かな鳥は先に飛び立つ」。他人に努力や勤勉さを誉められた時、「自分は他人より能力が劣っているので、何事も早めに取り掛かったり、人一倍努力したりしなければならないのだ」という謙遜の意味で使います。
(2017年11月7日のブログ記事に加筆修正しました)