お客さんにちゃんと挨拶できない息子が、母親に叱られているこの場面。ちょっと、不思議なことがありませんか?


(画像はLINE TVからお借りしました)
看到人不會叫,沒禮貌。人に会っても挨拶ができないなんて、失礼でしょう。 |
問題は、「あいさつする」を「叫jiào(~と呼ぶ)」という言葉で表している点です。実は、ネイティブ同士が中国語で挨拶する場合には、「你好!」よりも、この「呼びかけ語」の方が大切。だから、この場面でも、母親に促された息子はこう挨拶するのです。

(画像はLINE TVからお借りしました)
李叔叔李おじさん |
これで終わり。「你好!」とは言っていません。
中国語圏で暮らしていると、呼びかけられることが本当に多い。それは、「呼びかける=あいさつ」だから。「早安!」や「你好!」を使う場合も、まず相手の名前や(「老師(先生)、經理(マネージャー)」等の職名、「阿姨(おばさん)、 學長(先輩)」等の自分との関係を表す言葉をよくつけます。この例のように、「呼びかけ」だけで終わることもよくあります。
相手との関係を見極めた上で挨拶しなければならないというのは、子供にとってかなり難易度が高いので、これが挨拶に対する苦手意識につながることも多いようです。