俗女養成記
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台湾ドラマで中国語

莫非,這就是愛情(4)/「誰」=「誰」

同僚3人で食事に行って、まず最初にしたことは、三つのスマホを重ねて傍らに置くこと。

そう、彼らにはこんなルールがあるのです。

莫非,這就是愛情  (画像はYouTube三立華劇ep2からお借りしました)

先碰手機買單

先に携帯さわったヤツの支払いだよ

台湾でも、食事中もずっとスマホを触ってる人がたくさんいますが、この場面を見ると、「それは良くないよね」と思ってる人もいることがよくわかりますね。

今回は、そのまま教科書の例文になりそうな中国語です。

同じ疑問詞を二つ使うと、最初の疑問詞の答えに相当するものが次の疑問詞の答えにもなる、という文型。初級の終わりから中級の初めぐらいに出てくるものですね。

先碰手機 ⇒ 買單>

という関係。「先に携帯を触った人=支払をする人」となります。英語の関係代名詞にも似ているかもしれません。

似たような例文を少しあげてみます。

你想吃什麼,就吃什麼吧。
〈你想吃B ⇒(你)吃B吧。〉
食べたいものを食べてね。

你要個,我就給你個。
〈你要C個 ⇒ 我給你C個。〉
欲しい数だけあげるよ。
慣れるまで、日本語に訳すのはちょっと大変かもしれませんが、ポイントは「誰、何、いくつ」のような疑問詞を使わないこと。上の<  >のような対応を自分で思い描けるようになるといいですね。

中国語ではよく使う文型ですが、日本語を勉強している中国語話者の人がこれを日本語に訳すのは、日本人の中国語学習者よりもっと大変かもしれません。
一般的な教科書の例文って、どうしても面白みに欠けたり、不自然さがあったりしがち。でもそれも、初心者にわかりやすくて、応用も簡単な文型に・・・といろいろ頭を悩ませた結果なのですよね。

だから、こんなわかりやすい例文が、ドラマのセリフで使われていると、とってもうれしくなります。

(2016.12.11のブログ記事に加筆修正しました)


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邦題:マーフィーの愛の法則

2015年の大ヒットドラマです。恋愛に関するしゃれた格言がたくさん出てくるので、ちょっと硬い言い回しを日常会話でどう応用するか、という中国語のブラッシュアップ教材に最適です。