同僚3人で食事に行って、まず最初にしたことは、三つのスマホを重ねて傍らに置くこと。
そう、彼らにはこんなルールがあるのです。
(画像はYouTube三立華劇ep2からお借りしました)
誰先碰手機誰買單先に携帯さわったヤツの支払いだよ |
台湾でも、食事中もずっとスマホを触ってる人がたくさんいますが、この場面を見ると、「それは良くないよね」と思ってる人もいることがよくわかりますね。
今回は、そのまま教科書の例文になりそうな中国語です。
同じ疑問詞を二つ使うと、最初の疑問詞の答えに相当するものが次の疑問詞の答えにもなる、という文型。初級の終わりから中級の初めぐらいに出てくるものですね。
<A先碰手機 ⇒ A買單>
という関係。「先に携帯を触った人=支払をする人」となります。英語の関係代名詞にも似ているかもしれません。
似たような例文を少しあげてみます。
你想吃什麼,就吃什麼吧。
〈你想吃B ⇒(你)吃B吧。〉
食べたいものを食べてね。
你要幾個,我就給你幾個。
〈你要C個 ⇒ 我給你C個。〉
欲しい数だけあげるよ。
慣れるまで、日本語に訳すのはちょっと大変かもしれませんが、ポイントは「誰、何、いくつ」のような疑問詞を使わないこと。上の< >のような対応を自分で思い描けるようになるといいですね。
中国語ではよく使う文型ですが、日本語を勉強している中国語話者の人がこれを日本語に訳すのは、日本人の中国語学習者よりもっと大変かもしれません。
一般的な教科書の例文って、どうしても面白みに欠けたり、不自然さがあったりしがち。でもそれも、初心者にわかりやすくて、応用も簡単な文型に・・・といろいろ頭を悩ませた結果なのですよね。
だから、こんなわかりやすい例文が、ドラマのセリフで使われていると、とってもうれしくなります。
(2016.12.11のブログ記事に加筆修正しました)