前回の記事とは場面が前後しますが、今日はドラマの導入部分のこのセリフです。
(画像はYouTube三立華劇ep1からお借りしました)
可是門當戶對的有錢人結婚でも、家柄の釣り合ったお金持ちの子と結婚するのね |
恋人から「愛してるけど親が反対してるから」と別れを切り出される場面です。主人公の恋愛観が屈折していくきっかけとなっています。
ありきたりの設定ですが、こんなわかりやすさ(陳腐さ?)が、台湾ドラマのおもしろさでもありますよね。
中国語の中でも、特に四字熟語が大好きな私にとって、このドラマは用例の宝庫。「愛とはなんぞや」というテーマや恋愛カウンセラーという主人公の設定とも関わりがあるのでしょうが、他の恋愛ドラマに比べて、四字熟語が使われる頻度はずっと高い気がします。
「門當戶對(mén dāng hù duì)」は、「家柄の釣り合った」という婚姻の条件を表します。台湾だけでなく、人民はみんな平等のはずの中国ドラマでもよく出てきます。
否定形は、「門不當,戶不對」です。
(2016.12.4のブログ記事に加筆修正しました)