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台湾ドラマで中国語

後菜鳥的燦爛時代(2)/「好き」と言えないから?

今回は、日常会話ではあまり聞かないけれど、台湾ドラマではよく聞くこの言葉です。
後菜鳥的燦爛時代(2)/「好き」と言えないから? 台湾留学,大学進学,台湾語学留学,短期留学

(画像はLine TVからお借りしました)

xīnshǎng
欣賞
高く評価する、気に入っている

後姿の方の有能な秘書愛莎が、「真的欣賞我能力的老闆/本当に私の能力を認めてくれたボスは・・・」と言ってます。

この「欣賞」の使い方、一見普通に見えるのですが、日常生活ではあまり聞きません。それなのに、台湾ドラマには、しょっちゅう出てくるのです。この場面もそうだし、「愛上哥們・アニキに恋して」にも何度も出てきました。

台湾人同僚に聞いてみても、やはり日常生活ではあまり使わないとか。
じゃあ、ドラマではなぜよく出てくるのでしょう?
実は私が想像した理由があったのですが、それが台湾人同僚の見方と完全一致!どんな理由かと言うと・・・

本当は「喜歡(xǐhuān)/好き!」と言いたいのだけど、諸事情があってそれが言えない、もしくは自分でその気持を認めたくない。だから、ちょっとカッコつけて「高く評価してる」と言ってる!

男女の間で、恋愛に発展するかどうか微妙な段階、もしくは一方だけの思いが強く、相手とのギャップがある場合に、「恋愛関係じゃないよ」を象徴する言葉として使われることも多い気がします。

上の場面の「外見で評価するのではなく、本当に私の能力を認めてくれたのは彼だけ」というセリフは、表面上は喜んでいるように聞こえるけど、「女性としても認めて欲しい」という本音と対比して考えると、ちょっとイタい。

「愛上哥們・アニキに恋して」でも、「喜歡/好き!」が使えない複雑な事情があったし。そんな風にやせ我慢して、カッコつけてる感じがこの言葉には似合うから、ドラマ向きなのかな、と思うのです。

台湾ドラマでこの言葉が出てきたら、「本当は”好き!”って言いたいのかな?」と想像してみるといいかもしれませんよ。


(2016.10.16のブログ記事に加筆修正しました)

邦題:華麗なる玉子様~スイートリベンジ

今年(2016年)大ヒットしたドラマです。日本でも日本語字幕版が放送されたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。職場での奮闘ぶりと学生時代の思い出が交錯するので、様々な言い回しが学べます。ちょっとシャイな人向けの恋愛用語もたっぷり。以下のコラムもどうぞ。