台湾のコンビニで、「熱狗règǒu」として売られているものが、ずっと気になってました。「熱狗」の「狗」は犬だから、ホットドッグの直訳のはずなのに、そこで売られているのは・・・
ただのフランクフルトソーセージ!
ホットドッグって、細長いパンにソーセージを挟んでケチャップやマスタードをかけたものだと思って育った私の頭の中には???が飛び交います。
中国で疑問を感じたことはなかったはず、と思って百度の画像検索をしてみると、やはりパンに挟んだものがほんどでした。
「これ、”香腸xiāngcháng(ソーセージ)”って呼ばないの?」
と台湾人同僚に聞くと、「香腸」からは、台湾風のサラミみたいなものをイメージするのだとか。あの洋風の長いものは絶対「熱狗」なんだそうです。
パンに挟んだものは?
「じゃ、パンに挟んだものは何て呼ぶの?」
と聞いたら、ちょっと考えて、
「大亨堡dàhēngbǎo」
だと教えてくれました。元々セブンイレブンの商品名だったものが、一般名詞化しているようです。
ある食品メーカーのサイトには、こんな写真もありました。
「維也納小熱狗」を直訳すると、「ウィンナーミニホットドッグ」。
いったい何なのか、ハッキリしてよ!
と、言いたくなってしまいます。
まあ、日本語の和製英語も似たようなことたくさんしていますが。
このソーセージを日本語でどう呼ぶか確認してたら、ウィンナーソーセージとフランクフルトソーセージとボロニアソーセージという用語の使い分けを定めたJIS規格のページにたどり着きました。直感で使い分けてるだけかと思ってたので、これも、へぇー、でした。
気になる方のために、一応リンクをはっておきますね。
ドラマではこんな使い方もありました。