何度も練習して使って、すっかり慣れているつもりでも、改めて考えると、本当にそれでいいのかなと悩むことがありますね。例えば、この問題。

【ヒント】ここだけ他の言い方と違っている。
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【解説】
時刻の「2時」は「兩點liǎng diǎn」と無条件に覚えている人も、「2時2分」が「兩點零二分liǎng diǎn líng èr fēn」だと聞くと、ちょっと「あれ?」と思うはず。ましてや、最初の問題のように「2012年、2月、2日、火曜日、2時、2分」と並べた時に、他が全て「二」なのを見ると、本当に「兩」でよいのかと不安になるかもしれませんね。
以前のワンポイントアドバイスにも書いたように、「順序」を表す場合が「二」、「量」を表す場合が「兩」というのが使い分けの基本。ところが上の表を見ていただくとわかるように、「2時」だけが例外で「量」の言い方にずれ込んでいるのです。(「點diǎn」が元々鉄製のドラを表し、それがいくつ鳴るかで時刻を表したからだという説もあるようです。)
「~時」は「量」の言い方を使うので、「2011年、1月、1日、月曜日、1時、1分」と並べた時も、「èr líng yī yī nián 、yī yuè、 yī hào、 xīngqí yī、yì diǎn、 yī fēn」と他の1は全部第一声なのに、「1時」だけ第四声に変調します。
(2018.11.19)

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