否定を表す「不」には、第四声(bù)と第二声(bú)の二種類の読み方があります。この変調がすぐにできるようにするためには、どんな練習をすればよいのでしょうか?
【ヒント】どちらの声調で読むかを、瞬時に判断する練習をする。
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【解説】
否定を表す「不」は、通常第四声(bù)ですが、後ろに第四声の音が来た時だけ、第二声(bú)に変調します。
この規則そのものは簡単なのですが、実は、中級レベルになってもきちんとできていない人がたくさんいるのです。でも、普段の会話でもよく使う「不」なので、どこかできちんと時間をとって、変調のトレーニングをするしかありません。
練習する際には、まずその「不」を第何声で読むべきかを明確に意識することから始めます。第四声で読むべきか、第二声で読むべきか、それを自分で瞬時に判断できなければ、瞬時に正しく変調させて発音できるはずがないからです。
そのためには、上の表のように、基本的な動詞や形容詞をたくさん集めて、その前に声調記号だけ書く練習をします。この作業が条件反射的にできるようになれば、実際に発音する際に正しく変調させるのもぐっと楽になるはずです。
次のYouTube動画では、発音を聞きながら練習していただけます。その下のアイコンをクリックしていただくと、動画で使っている練習用のファイルもダウンロードしていただけます。
基本の動詞・助動詞が全部で50個。その前に「不」をつける練習をします。資料の1枚目は読む通りの声調記号があらかじめ書いてあるもの、2枚目は自分で声調記号を書く練習をするためのもの、3枚目は動詞・助動詞のピンインも書いていないもの、と徐々に難易度を上げて練習できるようになっています。ぜひご利用ください。
(2018.11.22)
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