台湾華語
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台湾留学,大学進学,台湾語学短期留学|PAPAGO遊学村

弊社の台湾華語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。

検定試験対策にもどうぞ!(レベルの分類は、TOCFLを参考にしています)

aの読み分けルール

ピンインの「a」は、「ア」に近く読むこともあるし、「エ」に近く読むこともありますね。それはどうやって見分けたらよいのでしょうか?

【ヒント】母音の形によって、どう読むかが決まる。

【解説】

まず、次の漢字を読んでみましょう。

①想Xiǎng ②講jiǎng ③搶qiǎng

④見jiàn ⑤天tiān ⑥顯xiǎn

⑦元yuán ⑧全quán ⑨捐juān

全部aが含まれていますが、①-③は「ア」に近く読み、④-⑥は「エ」に近く読みます。⑦-⑨は少し「ア」に近い「エ」です。

読み分けルールの概要は上の表を参照してください。

詳しい説明と音声の聞ける動画教材は以下のページからどうぞ。

「a」の読み分け、徹底攻略

①④⑦は、おそらく入門段階の人でも読み分けができるのではないかと思います。教室等で何度も聞いたり話したりするから。ところが③⑥⑨になると「あれ?」と悩む人が増えるはず。それは、単語毎にこの時はこうでこの時はこう、と音を丸暗記している場合に起きる問題です。

入門段階の語彙数が少ない間は、それでも何とかなるのでしょうが、中級上級と進むにつれて語彙数が増えて来ると、丸暗記ではすぐ限界が来てしまいます。先生やCDのお手本のない語句だって発音しなければならなくなります。

でも、母音の形からどの読み方をするのか判断できるようになれば、初めて見る漢字だってピンインを頼りにスイスイ読めるようになります。

例えば、③は「強qiáng」と、⑥は「先xiān」と、⑨は「卷 juàn」と声調だけが違う音なので、ピンインの読み方の規則さえ覚えておけば、難易度はずいぶん下がるのです。

規則を覚えるのは、最初はちょっと面倒かもしれませんが、どこかで少し時間をとっていただくのが、結局は「通じる発音」への近道なのではないかと思います。

(2018.11.17)

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「中国語の発音は難しい」という声を時々聞きます。

でも、もしも本当に、「中国語の発音は難しい」と思っている人がたくさんいるとしたら、「通じる中国語の発音」は一生の財産になるのだろうと思います。

これから台湾華語の勉強を始める方も、発音の学び直しをご希望の方も、PAPAGOオリジナル教材「丁寧に学ぶ台湾華語(発音編)を利用して、ぜひ「中国語の発音の上手な人」を目指してください。

日本人の方にとってわかりにくい発音のコツや中国語の勉強方法を、日本語で丁寧に解説する通信講座もあります。