台湾華語
One Point Advice

弊社の台湾華語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。

検定試験対策にもどうぞ!(レベルの分類は、TOCFLを参考にしています)

「長」の読み分けルール

読み分けのルールには、中国語をていねいに読むためのヒントもかくれています。例えばこの字。

「長」の読み分けルール - 台湾留学、大学進学、台湾語学留学、短期留学|PAPAGO遊学村

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【解説】

”很長 hěn cháng ”も”校長 xiàozhǎng”も、初級段階で出てきますね。これが出てきた段階ぐらいで、中国語にも、時々読み分けが必要になる漢字があることに気づいたという人も、多いのではないかと思います。

読み分けルールを整理してみましょう

(1)cháng

①「長い」という意味の場合

很長 hěn cháng(長い)、長褲 chángkù(長ズボン)、長度 chángdù(長さ)、多長 duōcháng(どのくらいの長さか)

②「長所、優れている」という意味の時

特長 tècháng(得意な分野、特技)、擅長 shàncháng(得意としている)、長處  chángchù(長所)、專長 zhuāncháng(特技)

(2)zhǎng

①「成長する」という意味の時

長大 zhǎngdà(成長する、大きくなる)、成長 chéngzhǎng(成長する)、長得 zhǎngde(外見が~だ)、增長 zēngzhǎng(増加する、伸びる)

②「組織のリーダー」という意味の時

校長 xiàozhǎng(校長、学長)、學長 xuézhǎng(男性の先輩)、部長 bùzhǎng(大臣)、社長 shèzhǎng(学校の部活動やサークルのリーダー)

(2)-②は、日本語と意味が違うことに注意してください。

中国語の”學長 xuézhǎng”は、男性の先輩。女性の先輩なら、”學姐xuéjiě”です。

”~部bù”は、日本語の「~省」に相当します。”外交部wàijiāobù”なら「外務省」。そのリーダーの”部長bùzhǎng”は「大臣」です。

”~社shè”は、学校の部活動やサークル活動の組織を表します。”吉他社jítā shè”なら「ギター部」ですから、そのリーダーの”社長shèzhǎng”は、ギター部の「部長(ぶちょう)」となるのです。

以下の記事も参考にしてください。

※台湾ドラマで中国語/我和我的四個男人(8)/部室

こういう日中同形語は、ついつい「あ、簡単!」と思って、長い間、意味を誤解したままということもありますね。でも、「発音が自分の思っていたのとは違うかも?」という疑問がきっかけになって、意味の違いに気づくというのもよくあるのです。

多音字の読み分けも、日中同形語で意味が違うのも、最初から100%完璧にしようとするのは現実的ではありません。最初は、少しぐらいの間違いは恐れず、たくさんの漢字や語彙に触れ、蓄積し、使ってみる。そうして、少し進んだら、時々立ち止まって誤解を修正するという方法でもよいのだろうと思います。

「中国語の発音は難しい」という声を時々聞きます。

でも、もしも本当に、「中国語の発音は難しい」と思っている人がたくさんいるとしたら、「通じる中国語の発音」は一生の財産になるのだろうと思います。

これから台湾華語の勉強を始める方も、発音の学び直しをご希望の方も、PAPAGOオリジナル教材「丁寧に学ぶ台湾華語(発音編)」を利用して、ぜひ「中国語の発音の上手な人」を目指してください。

日本人の方にとってわかりにくい発音のコツや中国語の勉強方法を、日本語で丁寧に解説する通信講座もあります。