合格した後の一番の不安は、やはり、「授業についていけるだろうか」「ちゃんと卒業できるだろうか」ということかもしれませんね。
これから中国語で学ぶ内容は、高校までの授業では全く学んだことがないことが大半。だから、難しいのは当然。それを不安に感じるのも当然です。
「ついていけるだろうか」という不安を和らげる一番いい方法は、できるだけ準備をしておくこと。中国語の力を、入学までにしっかり上げておくことももちろん大切ですが、それに加えて、これから自分が学ぶ専門分野について「日本語」で書かれた入門書を勉強しておくのも役に立ちます。
入学までに十分に勉強できなかったとしても、入学後わからないことが出て来た時に、調べてることができる本が手元にあれば、安心感も増します。
では、どんな本を選べばよいのでしょうか。ヒントは、進学先の学科のカリキュラムにあります(PAPAGOの進学サポートをご利用いただいた方には、「出願候補校のリスト」と一緒にカリキュラムをお送りしています)。例えば、東呉大学の「企業管理学科」の場合、2021年入学の1年生の必修授業には、このような科目が並んでいます。
入学前に自分が読んだ本が、或いは自分が作っている用語集が、入学後100%役立ったと実感できることはないかもしれません。もしかしたら、ちょっと見当違いのことを勉強していたかもしれないと思うこともあるかもしれません。でも、そうして学んだことは、自分の知識になってどこかできっと役立つはずです。
「授業についていけなかったらどうしよう」と不安になるぐらいなら、今できる準備を少しずつしたらよいのです。「これだけ準備したから大丈夫なはず」と自分を落ち着かせるのは、社会に出てからもずっと使える方法です。
外国語で新しいことを学ぶ。その不安や難しさを乗り越えて卒業することも、留学の大きな成果になるのだろうと思います。