国立台北大学は新北市三峡区、台北市中山区に二つキャンパスを持つ総合大学で、法律・ビジネス分野の名門校として知られています。美しい校舎、自然豊かな環境でも有名で、キャンパス内ではよくドラマや映画の撮影が行われています。
国立台北大学の前身は、国立中興大学法律・ビジネス学部で、2000年に改組し今の国立台北大学となりました。2011年には「台北聯合大学システム」に加入し、合同イベントを開催したり、加盟校間で講義履修や図書館利用などの利便性を高めたりという取り組みをしています。
※台北聯合大学システム:国立台北大学、国立台北科技大学、台北医学大学と国立海洋大学の4大学からなる大学同盟です。

プログラム概要
今回ご紹介するのは、2023年秋学期に一期生の入学を迎えた、留学生向けの「創新華語教学プログラム(三峡キャンパス)」です。
経験豊富な教員が在籍するこのプログラムでは、一般的な学科のように分野に縛られることなく、フレキシブルな学び方が選択できます。中国語教育を通じて、中華文化の価値を世界に伝えるという目標を掲げながら、台湾の歴史、文化と社会に関する授業も開設されています。
出願時に求められる中国語力はTOCFLレベル2(A2)なので、出願までに中国語学習の時間が十分に取れない方でも、取り組みやすいプラグラムです。
カリキュラム(2023年9月入学の場合)
科目 | 内容 |
必修科目 | 中国語、中国語学概論、台湾の歴史と文化、プログラミング等 |
選択必修科目 | 中国語音韻学、中国語学、中国語語用論、中国語教材作成、中国語教育実習等 |
選択科目 | ・中国語:リーディング・ライティング・スピーキング・リスニング ※CMI:中国語をツールとして専門科目を学ぶ授業 |
共通必修科目 | ・教養科目 ・言語教養科目 ・体育 |
自由単位 | 他学部の中国語または英語で行われる課程を履修して得た単位は自由単位としてカウントされます。 |
中国語の入門から上級までの授業が開講されていますが、入学時にTOCFL/HSKの成績証明書があれば、一部の科目は受講が免除されます。他の授業への振り替えができることもあります。
※詳細は国立台北大学・創新華語教学プログラムのカリキュラム紹介ページをご参照ください。
PAPAGOからのコメント
- 出願期限は、国立大学の中では比較的遅いので(2023年秋入学の場合4/30)、余裕をもって出願できます。
- 履修登録は普通の学科よりフレキシブルです。
- 国際生専用プログラムですが、他学部の課程を履修することもできます。
- 日本語の通じる事務の先生もいらっしゃるので、しっかりフォローしてもらえます。


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