台湾のトップレベルの国立大学に設けられた外国人留学生・華僑学生専用プログラムです。担当の先生やスタッフさんに、このプログラムの詳細をうかがってきました。
プログラム概要
国立清華大学のある新竹市は、半導体などハイテク産業の拠点も多いことでよく知られており、清華大学のIT、情報関連分野も世界的に高い評価を得ています。近くにある陽明交通大学とは、古くから理系の名門校として並び称されてきましたが、近年は文系の分野の教育にも力を入れています。
特に2016年に国立新竹教育大学と合併してからは、総合大学としての強みも増してきました。
この大学に設けられた清華学院国際学士プログラム(Tsing Hua College International Bachelor Degree Program)は、中国語で学ぶコースと英語で学ぶコース、文系コースと理系コースが併設されたユニークな課程です。
グループ | A | B |
授業で使われる言語 | 中国語 | 英語 |
専門分野 | 中国語と中国文化(または+その他の専門分野) | B1.経営管理 B2.工学技術 B3.電気電子情報工学 |
出願資格 | 中国語:TOCFL_A2または同等以上 ※証明書が出せない場合は、学習歴を説明する書類 | 英語:TOEIC750 、IELTS6または同等以上 |
カリキュラム
【Aグループ】
最初の二年間は、中国語のリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングをしっかり伸ばします。3年生からは、以下の選択肢があります。
(1) この学科で「専門応用中国語プログラム」を履修し、中国の文学や文化、実用的な中国語(ビジネス中国語や中国語教育など)をより深く学ぶ。
(2)学内の他学部・他学科を「第二専攻」として選択し、履修する。
【Bグループ】
一年生の時は入門の中国語や専門分野に関連する基礎的な授業を受け、2年生から、それぞれの専門分野について深く学びます。
こんな方におすすめ
【Aグループ】
中国語をしっかり勉強したいけど、4年間中国語だけに集中するか、他の専門知識も学ぶかをもう少しゆっくり考えたい方
【Bグループ】
英語で興味のある分野、特に経営、情報、ITなどを学びたい方。
PAPAGOからのコメント
- 出願期限は、他学科とは別に設定されており、国立大学の中では比較的遅くまで出願できます。
- 中国語・英語の基礎力が必要な他、Bグループの出願では、高校の数学、理系能力も評価ポイントとなります。
- キャンパスの周囲には半導体などハイテク産業が集中しているため、最先端技術に触れる機会も多く、関連するアルバイト、インターンシップも見つけやすいと言えます。
- 中国語教育学科の学生が、実習としてAグループの学生の中国語強化サポートも担当しています。
- 各クラスの学生は30名ほどで、日本語の通じる先生もいらっしゃるので、勉強面だけでなく生活面でもしっかりフォローしてもらえます。
★台湾の大学への進学に興味がわいたら、留学生入試情報をチェック!
<PAPAGO遊学村 台湾進学ガイドブック>をご参照ください。
気になられることやご不明な点は、
お気軽にお問い合わせください。