国立政治大学 韓国語文学科

台湾で数少ない韓国語学科のひとつを、卒業生がご紹介します。

政治大学の韓国語学科は、1956年に台湾で最初の韓国語コースとして創設されました。現在韓国語学科の募集定員は35人と少人数ですが、言葉を学ぶ環境に対する配慮から、1.2年次はさらにAとBの2つのクラスに分けて授業が行われています。こうすることで、先生が学生の学習状況をより詳しく把握でき、さらに学生にとっても韓国語を練習する機会を確保することにつながっているのです。

 

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授業では、必修科目を通して韓国語のリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの能力が鍛えられ、選択科目では文化知識、政治経済、応用韓国語などを学びます。私が気に入った大きな特徴は、政治大学の先生による授業だけでなく、韓国の大学から来られた先生による授業も受けられることです!政治大学の先生とは異なる専門分野の授業はとても新鮮です。長期開講の授業もありますが(例:韓国語翻訳、韓国貿易、ニュース韓国語、北朝鮮研究など)、先生方のスケジュールの関係で1.2学期しか開設されていない授業もあります(例:韓国ドラマ、広告と韓国の大衆文化など)。そのため、自分が興味のある科目を見つけたらすぐに選ぶのがお勧めです!

政治大学は山の麓から頂上にかけて校舎があるのですが、韓国語学科は山の中腹に位置しています。校門から韓国語学科まで10~20分ほどかかるので、校内を走るバスに乗るのも選択肢のひとつです。

課外活動

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韓国語学科に入った大学1年生がまず参加するのは、新入生歓迎キャンプです。韓国語学科の学生は少なく、ほとんどが女子なので、毎年男子の比率が高い学科と合同でキャンプをします。応用数学学科や情報科学学科など、その年によって違いますが、こうすることで人数がちょうどよくなり、男女の比率も比較的均衡が保たれます。次にある大きな行事は、政治大学のオープンキャンパス(包種茶節)で、どの学科もブースを出して、来てくれた高校生たちに自分たちの学科を紹介します。韓国語学科では口頭での説明用と配布用の資料を準備する外、高校生を楽しませるためのイベントを企画したり、韓国の伝統衣装を着たダンスを披露したりします。

年末になると、「屋裡馬二」(韓国語:우리 마을、意味:私たちの村)という学科内の大きなイベントが開催されます。その際にはカラオケ大会や、先輩後輩でグループを作って短い演劇を行います。和気あいあいとしたこのイベントには、学科に対する愛着を深める役割もあります。春学期には、現在全国最大規模のカラオケダンス大会といえるK-pop大会が開催され、全国各地から参加者が訪れます。専門の業界の人に審査員としてジャッジしてもらいます。

将来

韓国の目覚ましい経済発展とともに、科学技術の発展や韓流ドラマ、K-popの流行がもたらしたソフトパワーは、世界で大きな力を発揮しています。台湾と韓国両国の関係が緊密になるにつれ、韓国語ができる人材の需要もだんだん高まっています。大学4年間で自分の興味のある分野を探求し、ダブル専攻や副専攻等を通して専門能力を身に着けることで、卒業後どんな業種においても活躍できるようになります。もちろん翻訳業や韓国語教育に従事するという方法もあります。ここ数年、韓国語を学びたいという人はどんどん増えているので、韓国語教師の需要ももっともっと増えてくるでしょう!

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PAPAGO遊学村 台湾進学ガイドブック>をご参照ください。

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