台湾の大学に進学し、現在大学一年生をしています!
大学が始まってから上学期が終わり、冬休みに突入したのでこれまでの体験や、予想と違った点について話そうと思います。
① 授業内容
私の場合、学校が始まって2週間位は授業で何を言っているかほとんどわかりませんでした、日常会話は問題ないものの、授業になると専門的な固有名詞が想像よりもはるかに多く、接続詞や語尾くらいしか理解できない回もありました。
徐々に専門的な単語を覚え、教材を読むことで何をしているのかが理解できるようになっていきます。授業で教授がなんと言っているのか聞き取れないということは元から想像がついていたので、テストの方法や出題傾向を知ること、教材を得ること、宿題をすることに集中し、単位を得ること、教授の話をすべて理解しようとすることは二の次にしていました。
私が通う大学では、必修科目でも別のタイミングでカバーする方法が何種類かあるため、難易度が高いと感じた授業の成績と単位の心配はせず、次回履修した際に必ず単位を取るために必要な情報を得る場として考えていました。難易度が低いと感じた授業は必ず単位が取れるよう、優先して取り組みました。
履修した単位の中で生物、化学、数学が難しかったです。生物と化学は基本的に英語で授業が進められますが、台湾人の生徒がほとんどのため、中国語もかなりの割合で話されます。テスト問題は英語ですが中国語での回答も可能だったため、友人とその科目について相談する際は固有名詞のみ英語、基本は中国語での会話になっていました。
結果的には教材、教科書は英語、先生は中国語を話し、固有名詞のみ英語を使っていました。日本語と共通する漢字が少ない場合より難しかったです。対策をするのであれば、高校での生物、化学で出てくる内容を英語に翻訳しておくと多少わかりやすいかと思います。
数学については単語の50%位は日本語と共通しています、微積分を高校のころにしておけば計算問題は問題ないですが、証明問題、説明問題がさっぱりで、なんと書けばいいかわかりませんでした。
対策には大学が公開している数学の中期、期末考査の過去問を解くのが効果的だと思います。ほかには、実験や討論、発表をする授業もありましたが、多めの予習とクラスメイト達に助けられて授業をこなすことができました。
② 人間関係
入学する学部によるのですが、私の学部は国際生が非常に少ないため、基本的に仲良くなる友人は台湾人です。入学直後の校内案内で知り合った日本人の友人とは今も継続して食事に行ったり、授業内容等についてお互い相談したりしています。
大学開始以降、同じ学部の日本に興味がある人や日本語を喋れる台湾人が積極的に話しかけてきてくれたので非常に理想的な人間関係が築けています。
学部の私の担当になった先輩たちや教授方も大変よくしてくださり、授業のテストの傾向やレポートの書き方を教えてくださったり、授業で必要な助けがないかなど気にかけてくださっています。
ほとんどの国際生は寮住みですが、私は部屋を借りて一人暮らしをしているため、ほかの国際生に比べれば関わる台湾人、外国人、日本人が圧倒的に少なく、中国語を使う環境にいないため、あえて言うなら狭く深くの友人関係になっていますが、それでも十分多くの人と知り合うことができました。
学年が上がるにつれて一般教養にあたる授業の履修が増えるにつれて他の学部の友人や、国際生のみが履修できる授業で日本のみならず他の国の友人を作る機会が増えていきます。
③ 食、一人暮らし
前述で一人暮らしをしていると書きましたが、その理由は主に①完全なプライベートスペースが欲しかった②料理がしたかったの二点に尽きます。
もし私が寮に入るならおそらく四人部屋に入っていたと思います。私は四人部屋で暮らす際、生活時間、文化の差や食事の匂い、共同のシャワーなど使い続けることなどに慣れていくのは難しいと感じ、外食よりも自作の簡単な料理の方が好みなことも相まって部屋を借りることにしました。
一人暮らしのデメリットとしてごみ捨てを自分でしなければならない点がありますが、出るごみの量も知れているため苦ではありません。
値段が少し高いことを気にしないなら日本の製品はほぼすべて売っていますし、高ければ帰国するタイミングで持って帰れば問題ありません。
大学が始まって以降、時々昼食として買う大学で売っている弁当や友人と行くご飯以外はすべて自炊をしています。家の近くの小さいスーパーで基本の買い物は行い、特に新鮮な野菜を買うときはMRTに乗って大型のスーパーに行きます。
私の食費はがっつりご飯も肉もパスタなども食べる生活が送れていますが、寮住みの外食メインの方の食費より値段が抑えられているように感じます。週末に大体1100元位食品を買い、一週間かけて食べます。もちろん週末の買い物以外に甘い飲み物系、おやつ系も買いますが、頻繁に食べるわけではないのでなので外でのおやつ代は週に200元を越すことはありません。
ネットでは自炊の方がお金がかかる等と書かれている場合がありますが、ここ半年の私の生活では外食の方が高いなあと感じることが多いです。
食費に関しては本人の食の好みが台湾のグルメにフィットする場合や、甘い飲み物、食べ物が好みであればあるほど高くなっていくと思います。どこでもいつでも食料が手に入るすごく良い環境のため、基本的に心配は無用だと思います。
家賃、水道代、電気代は奨学金のおかげで月に払う額は多くないです。寮住みならば部屋を借りるよりはるかに安くで家賃などもろもろが収まります。どちらにするか迷っている方は、自分が何を求めているかをきちんとリストアップするなどして決めるべきだと思いますし、前期は寮に住んでみて、それを踏まえて後期から部屋を借りるか寮に住み続けるか決めるのもいいと思います!
これらがここ半年の台湾での大学生活の感想です。今後台湾の大学に進学する予定がある方、興味がある方の参考になれば幸いです。