お名前 | 荻野瑛士様 |
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年齢(留学時) | 16歳 |
留学校 | 淡江大学・漢網学院・フォローアップ講座 |
留学期間 | 1ヶ月 |
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宿泊 | ゲストハウス |
ビザ種類 | ノービザ |
今回の台湾への留学で、私は大きく三つのことを学びました。
一つ目は、語学を学ぶ楽しさです。私は以前、語学を学ぶことは、それ程楽しい事とは思っていませんでした。自分の場合は、特に英語は習わされていたため、正直嫌いでした。一方、昔から中国については興味があり、いつか言語自体は学んでみたいと思っていました。そこで、今回留学を通して中国語を好きになろうと思い参加しました。留学時に困らないように、事前に勉強していたつもりでしたが、実際に現地に行って中国語を使ってみると、フレーズが思い出せなかったり、全く聞き取れなかったりと、最初は自分の勉強不足を呪いました。しかし、台湾で必死に意志疎通を図ろうとする時、いかに相手に伝えるかと考えているうちに、今の自分と向き合い、ありのままを伝えるしかないと思うようになりました。それからは、フレーズを覚えては使うことを繰り返しました。そして留学の後半には、自然と口をついて出るようになりました。そして今まで嫌いだった言語の勉強が、いつの間にか楽しいものになっていると感じました。
二つ目は間違えても決して恥ずかしがらず、堂々とすることです。日本では、間違えることはダメなことだと感じる方が多いようですが、外国ではその考え方は全く通用せず、特に言葉を学ぶのであれば、間違うことは当たり前であるということに気づかされました。それに気づけたのは、自分の知らない土地、知らない文化や習慣を持った人々と共に学んだ、台湾の語学学校にいたときでした。私の教室で多くの割合を占めていたのがベトナム人でした。彼らは間違えを恐れることなく、積極的に取り組んでいて、日本人とは対照的だと感じました。それから自分の間違えも素直に受け入れてさらけ出せるようになり、更に中国語を勉強することが楽しくなりました。
三つ目は台湾留学を通して台湾人のものの見方を学び、私が知らなかったことを学ぶことができました。例えば台湾人はものをはっきりと言うことです。たとえ私がお客さんであっても、ものをはっきりと言うので最初はとても驚きました。このことから私は、国によって消費に対する考え方が違うことを学びました。台湾では、サービスを提供するお店と利用するお客さんは、立場が違うだけで双方は対等である一方、日本ではお客さんの方がお店よりも立場が上だという考えが多いと私は感じました。
この他にも台湾の方のマナーや文化を知ることができ、とても貴重な体験でした。また機会があれば訪れてみようと思います。