台湾華語をある程度学んだ後、台湾語も学んでみたいと思う方に役立てていただけそうな教材をシリーズでご紹介します。
日本の一般書店で販売されている台湾語の教科書は、ご自身でも手に取って比較していただきやすいのでこのシリーズでは取り上げませんが、やはり日本語での説明が欲しいという方のために、初回はネットで無料公開されている日本語で説明の読める教材とブログをご紹介したいと思います。
いずれも音声が聞けないため、これだけで勉強するのは難しいのですが、次回以降にご紹介する教材と併せて使えば、疑問点を解決するためにかなり役立ちます。
日本の一般書店で販売されている台湾語の教科書は、ご自身でも手に取って比較していただきやすいのでこのシリーズでは取り上げませんが、やはり日本語での説明が欲しいという方のために、初回はネットで無料公開されている日本語で説明の読める教材とブログをご紹介したいと思います。
いずれも音声が聞けないため、これだけで勉強するのは難しいのですが、次回以降にご紹介する教材と併せて使えば、疑問点を解決するためにかなり役立ちます。
2012年に東京外大で実施された「台湾語」研修の資料です。294ページものテキスト『台湾語入門』の他、70ページ分の語彙の一覧表『台湾語研修テキスト語彙集』もダウンロードできます。
「北京語などのほかの漢語諸語を学んだことがない方でも習得できるように配慮」とは書かれていますが、中国語に関する知識が全くない場合、独学ではかなり難しいかもしれません。でも、そのコンセプトのおかげで、一定の中国語の知識がある人にとっては、とてもわかりやすい教材になっています。
「はじめに」「本教材について」の部分を読むと、台湾における台湾語の位置づけ、「閩南語」と「台湾語」の関係、複数のローマ字つづりがある理由等、台湾語を学び始めた頃に多くの人が感じる疑問について、概要を知ることができます。
発音編では、音の出し方のポイントが説明されていますので、中国語の発音を学んだことがある方なら、それを応用してどう調整すればいいのかがある程度想像できるかと思います。
本文編は全部で36課。各課は「本文」「新出語句」「文法」「補充語句」「練習問題」「ことわざ」から構成されています。文法の説明も詳しいので、中国語と対照させながら理解すれば、新しく覚えなければならないことがよくわります。台湾語の仕組みをきちんと身に着けたい人向けです。
市販の日本語で書かれたテキストは、ほとんどカタカナがふられているのですが、このテキストにはそれがないので、発音をカタカナで示すことに抵抗を感じる人もストレスなく読めます。参考となる教材や文献もたくさん紹介されています。
音が聞けないのが残念ですが、他の教材で音を確認しながら、この教材で知識を整理していくという使い方がおすすめです。