今回は、優等生には縁のない言葉かもしれません。
(画像はLINE TVからお借りしました)
再跳過
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数学の模擬試験の問題に手も足も出ない主人公。1問目を飛ばし、二問目も飛ばし、三問目もやっぱり飛ばすしかないという場面です。
「飛ばす」に相当する中国語の「跳過tiàoguò」を直訳すると「跳び越える」。日本語よりもずっと躍動感がありますね。「跳過,跳過」と来て「再跳過」と続くリズム感も面白い。
こんな表現も、見たらわかるけど慣れるまで自分では使えないものかもしれません。
こういう言葉は、台湾の学校で現地のクラスメイトと一緒に机を並べて学んでいれば、自然に耳に入ってくるのかもしれません。台湾の人と家庭をもてば、親戚や近隣の人達との交流の中で身に着く言葉もあるでしょう。でも、そんな環境が誰にでも手に入るとは限らない。
また、現地で暮らしていても1人の人が実際に見聞きできる言葉には、本当に限りがあるのです。だから、足りないところを埋めるためには、こんなドラマや映画、そして本や雑誌が必要となります。フィクションの世界だからこそ触れられる語彙や表現をぜひ楽しんでください。
(2020.05.05)