学校の外では、子供同士もほとんど台湾語で会話しているのですが、なぜかこのセリフは「國語」でした。
(画像はLINE TVからお借りしました)
我們切八段
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可愛がってくれた近所のお姉さんのトラブルがきっかけで、家族から男女の付き合いに慎重になるようにクギを刺された主人公。それまで仲良く遊んでいたクラスの男の子たちに、「もう一緒に遊ばない」と伝えてしまいます。このセリフは、その中でも特に仲良くしていたひとりの男の子に向かって言ったものです。
この後、「絶交」を意味するこんなジェスチャーが続きます。
(画像はLINE TVからお借りしました)
ここから両手を開き、八本の指が分断してしまう仕草で「切八段qiē bā duàn」を表すのですが、実はこの動作は主流とは言えないようです。
台湾人スタッフに聞いても、ネットで画像検索をしても、人差し指の先を合わせ、もう一人がそれを切る仕草をするのがほとんど。更に、親指を立てるかどうかという違いもあるというので、台湾人スタッフに動画で再現してもらいました。
時代や地方によっても違うのかもしれませんね。ぜひ皆さんも画像検索してみてください。
他愛もないことで、「絶交!」と言っても、少し後の場面では普通におしゃべりしているのですから、そこが子供の可愛いところ。大人になってからの「絶交」が、取り返しのつかない結果になることとの対比が、ちょっと切なくなる場面です。
(2020.11.10)