教科書や辞書で学んだ慣用句や成語が、どんどん出てくるのもこのドラマの特徴です。
(画像はYouTube三立華劇ep13からお借りしました)
過了這個村,可就沒有那個店了。この村を通り過ぎたら、二度とその店はない→こんなチャンスを逃したら、二度と同じようなチャンスは来ない |
真ん中の女性に、左側の男性二人が、自分達の友人の車に乗るよう勧めている場面です。この後、「この車を逃すと乗せてくれる車はないよ」と、この慣用句をアレンジしたセリフが続きます。
この言葉はちょっと長いので、「可、就」があったりなかったり、「那個店」が「這個店」になっていたりと色んなバリエーションがありますが、よく知られているだけに、そのまま使うとちょっと陳腐かもしれません。だからこの場面のように、アレンジして使うことも多いのです。
こんな例もありました。
「過了這個村,一定還會有那個店。」
この村を通り過ぎても、きっとまだその店はあるから。
これは恋愛相談でみつけたパターン。「チャンスは二度とないなんて嘘だから、さっさと見切りをつけちゃいなさい」というアドバイスにつながります。
ことわざや慣用句を自分でどんどん使えるところまで行くのは大変だけど、「見たことがある、聞いたことがある」言葉が増えていけば、ネイティブがたくさん集まっているところで、自分だけ話題についていけない、なんていう悲しい思いも少しずつ減るのではないかと思っています。
(2018.6.28)