「eの読み分け、徹底攻略」目次
1.基本ルール
eには2通りの読み方がありますが、そのうちのどちらで読むかも、母音の形を見るだけですぐに判断できます。ルールは次の表の通り。
※1:ueng(weng)で読む漢字は、初級段階では出てこない。
※2:engで読む漢字は、ほとんどない。
2.「enとeng」「uenとueng」
ianとiangのaが全く別の発音だったのと同様、「enとeng」のeも、「uenとueng」のeも、全く別の発音になります。en,uenの方は、「エ」で発音しても充分通じますが、eng,uengの方は「エ」では通じないのです。eの音色の違いに注意すれば、nとngの聞き分けの苦労もありません。(nとngで悩んでいるあなたへ)
中には、en,uenのような②のeを「エ」と言い切ってしまうことに、抵抗がある方もいるかもしれませんが、これはあくまでも非ネイティブが、通じる発音をマスターする段階の話。まずは、「エ」にならない①の発音を身に着けることに意識を集中し、②は「エ」から少しずつネイティブの発音に近づけていけばよいのだと思います。
3.二種類のeを単語で確認
では、二種類のeが、それぞれどんな単語で出てくるのか見てみましょう。
①「エ」の口で「ウ」と「オ」の間の音を出すもの(単母音のeと同じ)・・・母音がe,er,eng,uengの時
次の表のピンクでマークされたeは、全て「エ」の口で「ウ」と「オ」に近い音を出します。
②日本語の「エ」に近く読むもの・・・①以外
次の表の青でマークされたeは全て「エ」に近く発音します。
4.応用練習
最後は①②をまとめて応用練習です。それぞれのeを、①②のどちらで読むのか意識しながら練習してみます。
慣れるまでは、「ア」と読んではいけないaにチェックを入れる(「エ」と書いたり、赤線を引いたり)のもよいと思います。
こんな規則をマスターするためのトレーニングは、自分だけでできるので、それを先にすませておけば、レッスン時間は本当の意味での発音練習に使えますよ!
4.まとめ
eの発音に注意しなければならない綴りは、以下の通り。(初級段階)
①e,er,子音+e,子音+eng・・・「エ」の口で「ウ」と「オ」の間(単母音のeと同じ)