台湾華語
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弊社の台湾華語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。

検定試験対策にもどうぞ!(レベルの分類は、TOCFLを参考にしています)

「一」の変調ルールの覚え方

「一」の変調ルールに対して、「複雑で面倒」と苦手意識を持っている人もいるかもしれませんが、実は、結構簡単な覚え方があるのです。

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【ヒント】変調ルールは二段階で覚える!

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【解説】

冒頭にあげた例では、同じ「次cì」という量詞の前にあるのに、「第次dì  cì (一回目)」の「一」は第一声、「吃過次chī guò  cì(一回食べたことがある)」の「一」は、第二声で読みますね。

「第一次」の場合は、「一回目」という順序を表ししているので「第一声」、「吃過一次」の場合は「動作量」を表しているので変調して「第二声」になるのです。

「順序」か「量」かという問題は、英語の「(順序)first,second,third・・・」「(量)one,two,three・・・」との対応も一つの手がかりになるのですが、上の図のように整理して覚えるともっと確実。声調だけが変化する「一」に比べ、漢字もピンインのつづりも変わる「二」と「兩」は印象に残りやすいので、これを手がかりにすればずいぶん楽になります。

「第二声」か「第四声」かの問題は、「不」の変調規則と全く同じ。

こんな風に、他の規則と関連づけて覚えれれば、新しく覚えることが減りますね。ポイントを整理すると、次の二段階になります。

1.「二」を使う時→変調なし(yī),「兩」を使う時→変調する(yì yí)
2.変調する場合は、「不」と同じルール

「一」は数字を言う時だけでなく、「一點yìdiǎn 、一下yíxià,一樣yíyàng」等、他の語との組み合わせで一語化したものもたくさんあるので、この変調ルールをいい加減にしていると、文全体のリズムが上手くとれません。

これを間違ったままでも、他の語彙や文法がしっかりしていれば、何とか通じるのかもしれませんが、中級レベルぐらいになっても「一點、一下,一樣」のような簡単な語彙が正しく発音できないというのも寂しい話。

これを機に、ちょっとだけ頑張って、「一」の変調ルールを覚えてみませんか?

「一」の変調ルールの詳細と、練習方法は以下のページを参照してください。音声の聞ける動画教材や、ダウンロードしてご利用いただける練習用ファイルもあります。

「一」の変調、徹底攻略

(2018.11.26)

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「中国語の発音は難しい」という声を時々聞きます。

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